2014年8月18日月曜日

CD250レストア日記 その7 ~エンジン腰下のバラし~

←その6 ~エンジン腰上のバラし~

腰下で3日かかった…
R側クランクケースカバーを開けるために横倒しにする
ペットボトル5本分も抜いたのにオイルがまだドバドバと出てくるのであわててトレイを下に

ほーらこんなに出た

オイルフィルターのカバーのネジをショックドライバーで外す
2,000円ぐらいで買ったショックドライバーだけど大活躍だなこれな

こじ開ける用の隙間はあるけど、ドライバーでこじるとすぐ割れるという話なのでプラハンで慎重に緩めて開ける

開けてみてから思ったけどR側のカバーどうせ外すんだから先に取らなくても良かったはw

裏側はなぜかゴリ傷多数
真ん中のは外し方がわからないので放置

左下がキックスタータースピンドル、真ん中がクラッチ、右上が遠心式のオイルフィルター、右下がオイルポンプ

ここで新兵器、サークリッププライヤー
必要なのはわかっていたけど、いつ買うかどこで買うか悩んだあげく土壇場で近所のホームセンターで購入。千円

オイルフィルターのサークリップ外す
この写真撮ろうとしてサークリップが吹っ飛ぶ事案発生
やるよね、みんなきっと

プレッシャープレートのボルト4本外すとクラッチ板が取れる

フリクションディスクとクラッチプレート8枚ずつ
金属製のクラッチプレートはエンジン側の一枚だけ違うらしい
フリクションディスクに3とか4とか刻印があった(ないのもある)けど順番は不明
わかんなくなりそうなので、そのままの順番で保管することにする

クラッチスプリングの自由長は規定値、まったく縮みなし
どっかで交換したのかな?

フリクションディスクの厚みも規定値
とりあえずクラッチは問題なさそう

 クラッチセンターのサークリップ外すと

クラッチセンター抜ける
このへんはやけに簡単

さて、クラッチアウターはオイルポンプと同時に抜かなければならない
が、その前にオイルフィルターの中のロックナットを外さないといけない

ギアに木片をかませて回す、となっているが丁度良い木片がないのでドアストッパーを突っ込んで見る
これがけっこう具合がいい

相当固く締めてあるらしくビクともしないので、ほんとは良くないけどショックドライバーでガンガン叩く

整備書には16mmのロックナットレンチで外せってなってるけど、どうみても24mmがぴったり
M16なのはセンターのボルトの径じゃないのか?

ロックナットはなぜかボコボコの状態、前の人が合わない工具でガツガツやった感がある
サイズがはっきりしないせいで20x24、26x30とロックナットレンチが揃ってしまった
26x30は完全に無駄だった
けっこう高いんだけどな、これ

オイルフィルターを外し、プライマリギアをはずし、クラッチアウターとオイルポンプを同時に引き抜く
これでR側はだいたい終わり

 あとこのシフトドラムストッパーも外したら反対側へ

次なる新兵器
フライホイールプーラー
プラー、の方が正しいかもしれないけどプーラー

6種類のフライホイールに対応してるらしいけど使うのはM16x1.5Rの一個だけ
ピッチが1.5と特殊なM16ボルト
ちょっと調べたらCB72とかと共通みたいだね

L側のクランクケースカバー外して14mmのレンチでダイナモローターのボルト外す
これもけっこう固い


で、さっきのフライホイールプーラーを差し込んで右に回せば抜ける、って書いてあるけど固くて抜けない
ああでもないこうでもないとやってる間にこの日は時間切れ(こんなんばっかや…)



で、次の日
スタッドボルトリムーバーを買ってきたので先にスタッドボルト抜くわw
これもホームセンターやドラスタでは見つからなくて工具専門店で購入。2,500円ぐらい
アマゾンなら1,500円ぐらいであるけど待ちきれなかったw
4本セットで4,000円のを買った方が良かったか?

ダブルナットじゃ抜けなかったボルトが普通に抜けた
やっぱ専用工具ってすげえ
すげえラク

じゃまなスタッドボルトが全部取れたところでダイナモローターいきましょうか

どーやっても固いので、これもやっちゃダメなんだけどプラハンでコンコンする作戦決行

するとあっさり取れた

裏はこんなん

クランクシャフトの真ん中の穴が14mmのボルトが嵌まっていた穴
シャフトが先端に向けてテーパー状になっているのがわかるでしょうか?
クランクシャフトとダイナモローターはテーパー嵌合(かんごう)というのでくっついてるそうです
特殊工具のボルトの先端がシャフトを押して、それで外れるようになってるんですね勉強になりましたね

叩いちゃダメですよ

真ん中のスターティングスプロケットセットプレートを外し、スターティングスプロケットとチェーンとスターティングモータースプロケットを同時に抜く

 ようは全部引っこ抜けばいいのです

エンジンの中からパラパラとなにかが落ちてきたと思ったら、ベアリングの駒やないかっ!
どっから落ちてきたんだろう…
気になるけど中開けてみないとどうにも分かりようがないので次

あとでクランク上下に分割するのでガスケットもここでキレイに剥がしておきます

前側についてるネジ2本外すとセルモーターが外れるので引っこ抜き

これがセルモーター
邪魔なので取っちゃう人もいるみたいですね
便利だけどな、セル

だいぶ進んできたねぇ

クランクケース上側のボルト2本外したらこんどは下のボルトを全部抜きます
よく見ると1本抜き忘れてるのがわかるでしょうか?
これのせいで無駄に苦労したわ…

新兵器、ヒートガン
トーチを使うのが怖かったのでヒートガン
でもこれ見た目以上にチャチかったわ
めっちゃ軽いし最高500℃ってうたい文句だけどホントに500℃出てんの?って感じ


そして次の日
シリンダーブロックのときの教訓を生かして、オイルをつけて一晩放置
朝からヒートガンでまんべんなく炙りつつコツコツ、ゴンゴンするもいっこうに外れる気配なし
ボルトを1本抜き忘れていることに気付いて、抜いたらあっさり割れた
ヒートガンが役に立ったかどうかいまいちわからなかったけど、おかげであっさり取れたということにしておこうか、うん


まずはアンダークランクケースから
クランクシャフトの下のオイルセパレータ
ビス2本抜いても固くて取れないのでコジコジしたらクランクケース側のダボがあっさり折れた…ちょっと反省
横ズレ防止だけだから、なくても良いっちゃ良いけどあとでなんとかかんとか考えよう

左がカウンターシャフト、右がメインシャフト
常時噛合(カミアイ、もしくは、ゴウゴウ)式ミッションの仕組みはいまだによくわからん

その下にキックスタータースピンドルとシフトスピンドル
この時点で、中から転がり出てきたベアリングの駒の出所を調べたけどそれらしいのが見当たらない?あれ?おかしいな

底から他の忘れ物発見
これはカムチェンガイドローラーのパーツやね
前にエンジン開けた人、誰だか知らないけどいろんなモノをポロポロ落としてたみたい


んでアッパーケース
クランクシャフトと

シフトドラム
シフトドラムはケースひっくり返して裏側(上側)のギヤーシフトガイドスクリューを外すとR側(クラッチ側)に引き抜ける

センターベアリングホルダーの12mmのボルト4本がめちゃくちゃに固く締めてあって、ショックドライバーでガンガンやっても弛まないので、800円のスピナーハンドルと200円のパイプ買ってきて力一杯回したらようやく外れた
全バラしようとすると、スピナーハンドルというかブレーカーバー的なものはやっぱ必要だね

クランクシャフト外し後

クランクシャフト
計測器具がないので計測してないけど見た感じ良いんじゃない?(適当

その後おもむろにガスケットを剥がしたりなどして終わる
バルブスプリングコンプレッサー早く買わなきゃな


で、
後回しにしてたドレンボルト
19mmなんだけどアホかっつうぐらいのトルクで締めてある
アホなのかこれ締めた奴
これは後回しにしてて正解だったわ、エンジン下ろさずに外そうとしたら確実に舐めてたね


で、前も言ったけどこのドレンボルト欠品だしオークションにも出ないので、オイル交換が趣味みたいな自分としては
  1. これと同じものを加工屋で10個ぐらいまとめて作ってもらう
  2. これを外さずに、真ん中に穴を空けてドレン穴を新設する
のどっちかでいこうかと思うんだけどまだ検討中
どっちにしても自力でやるの無理だし


→その8 ~バルブ外し・キャブレター分解~

2 件のコメント:

  1. もう元通りに組みなおせないぐらいバラしてますが・・・

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  2. やめて、ほんとに戻せるか自信ないんだからw

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