2014年10月3日金曜日

CD250レストア日記 その11 ~抜けないブッシュの外し方・タンク・セルモーターの分解~

←その10 ~リム・スポーク・ハブベアリングバラし~


前回抜けなかったリヤーホイールダンパーブッシュ
「タガネで叩き切って抜け」という元整備士のアドバイスにより、某工具屋で10mmのタガネを買ってきた。ちな240円
作業途中で撮ったのでわかりづらいけど、ハブ側の穴を傷つけたくないのでブッシュの径に合わせて半円状に削った
なにしろ安いので気兼ねなく削ったった


元整備士による実演


で、やり方だけど
まずベアリングプーラーでセンターのカラーを抜く
こうして…

こう


で、
こんな風にゴムが残るので

 タガネで内周を削ってグイっと引っこ抜く

そしたらハブを傷つけないように注意しながら外側のカラーをタガネで叩いて削って

こういう感じ


ある程度削り取ったら
反対側から叩き出すと

出てくる

抜いたブッシュはこんな感じ
寸法は12x26x30(内径x外径x長さ)
けっこうガッチリ効いてて、そらこんだけ効いてたら炙ったりCRC吹いたりしたぐらいじゃ抜けないわと納得

最初は途方に暮れたけど、やり方を掴んでからはすぐに4つとも外せた
「やって見せてくれる人」が身近にいるってこういう時はホントにありがたい

抜いた後の穴
ちょっと打痕がついたけど、まあまあキレイに抜けたんではないだろうか


ちなみにこのブッシュ、「出るかどうかわからない」と前回書いたが、問い合わせた結果、出ます
で、出るには出るけど一個1,640円(税抜き)、4つで6,560円。ひぃいいいい(涙目


といってこんだけ劣化した45年前のブッシュを使い続ける気はさらさらないけどね




タンクのバラし

エンブレムを取る

ゴムパッドはもう外してあるので

エンブレムの下のボルトを外すと

サイドのメッキパネルが取れる
メッキの状態は全体にはキレイだけどちょいザラつきがある
再メッキまでするかどうか悩むところ…
まあ金額次第かなぁ…

裏はこんな状態
年式のワリにはキレイ、かな?

パネルの下はこんな状態
ホコリ汚れはあるものの、腐って穴が空いてるところはない模様
こういうとこ見ると、これまでのオーナーもそれなりに手はかけてきたんだろう

タンクも塗装予定なので掃除してしまっておきます


それにしても…
やっぱり荒い溶接だ…

もうちょっとなんとかならんかったのか?



ついでだからセルモーターを分解
セルモーター(スターティングモーター)

スターティングモータースプロケットの軸

刻印

パカッ
ブラシは案外残ってる
ブラシカスの粉末がすごい

 スプロケット側の太陽歯車
 つうかこのガスケットはなんだ?パーツリストではここにはOリングが挟まってるはずなんだが…

遊星ギア
ここで減速してるんやね

 ブラシカスがこんもり

 これ以上はバラせないようなので掃除して元に戻します

バラせないとなると後の処理どうしようかなぁ
ま、おいおい考えましょう


→その12 ~ウェットブラスト 1回目~

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