※長いので分割
東北ツーリングの後日談
東北ツーリングから帰った次の日のこと
雨の中を2,000kmも走った汚れを洗い流し
オイルを抜いたら…
こんだけしか出てこないでやんのwww
これ50ccぐらいしか入ってねえんじゃねえの?wwww
もちろんクランクケースの中にはドレンから抜けきれないオイルが200ccぐらいはまだ入ってるんだろうが、いくらなんでもこれはひどい
ツーリング後半あれだけ調子がおかしかったのも納得である
途中でオイルチェックぐらいはすべきだったと深く反省
チェーンも伸び切っている
初期伸びはとっくに終わったはずのチェーンだったが、たった2,000kmでここまでダランダランに緩んでしまうのか…
これはさすがに安物チェーンの限界を感じる
次からはもうちょっとしっかりしたチェーンをつけてあげることにしよう
プラグもこんな感じに煤けている
エアクリを掃除しないとダメかもしれんな
いやオイルがあれだけ減ってるってことはやっぱり腰上バラさないといかんのか
ま、それはまたいずれ
きれいなオイルで一度フラッシングしてから、いつものようにジョボジョボ
タイヤのエアも減っていたので充填
タイヤが細いので0.2kg減っただけでも乗ると潰れる感じがする
ガレージ、それは男の夢
ということで本題
唐突ながら引越したのである
長年暮らした中心部のマンションから少し郊外の一軒家に引越しをした
おかげで通勤時間が50ccの原付で5分だったのが250ccのバイクで30分になってしまったのだが、それはそれとして今度の家は狭いながらも2台分の駐車場がある
家では俺も含め誰も車を所有していないので、この幅5m、奥行き5.5mの、2台分といっても軽以外の乗用車だと2台も停めたらキツキツすぎてドアも開けれないぐらいの駐車場を好きに使って良いことになった。というか「好きに使うぞ」と勝手に宣言した
車2台はキツキツでもバイクの10台ぐらいだったら停め放題の広さである
そこで考えた
どうせだったらガレージ作るぞ
と
時間や天気に関係なくいつでもバイクいじれるというのは最高である。いや、さぞ最高であろう
もう工具一式持ってエレベーターを昇り降りしなくてもいいのだ
バイクをいじるために休日に出社しなくても良くなるのだ
やりかけの作業をやりっぱなしのまま放置しても良くなるのだ
これを最高と言わずしてなんと言おうか
問題はどうやって作るかだ
サイズは?工法は?予算は?
自作ガレージをいくつかネットで調べてみると、だいたい20万もあれば小さめのガレージなら建てられるらしい
ただ、シャッターが欲しい
引き戸やオーバーヘッドドアならなんとか自作できるかも知れない、が、できるできないは別としても建具って難しいからあんまやりたくないのよね
で、たとえばシャッターだけを発注した場合、施工費込みで12万ぐらいかかるらしい
そうなるとざっくり言って20万+12万の32万ということになる。そしてたぶん時間もけっこうかかる
ぶっちゃけ、そんなに時間はかけたくない。CD250のレストアがその分遅れてしまう
ということで精査、というほどでもない調査の結果、イナバのバイク保管庫のFXN-2634Hを選んだ
横2.6m×奥行3.4m、外形で2.7m×3.6m、ようするに六畳間とほぼ同じサイズである
ガレージなんてものはでかければでかいほど良いのだが、隣に車を停めようと思うと幅はこれが目一杯。奥行はこれ以上伸ばすと水道のメーターに被ってしまうのでこれが目一杯。そして10㎡以下の建築物については建築確認申請が不要、という法的な事情もあってのこのサイズである。
金額は、かなり安く買えるところを見つけて18万とちょっと
土間タイプなので基礎は自分で作らなければならないが、シャッターのみでも12万前後と考えると自分で材料揃えるよりはるかに安上がりである
あとは基礎を狙い通りに安くしっかり作れるかどうかだ
9月いっぱいで引越しを済ませ、10月の終わりに発注した部材が届いたのが11月のアタマ
タイミング良く隣の家の新築工事がはじまっている
雨やらなんやらで工事に取りかかったのは11月も終わり頃であった
まず近くのホームセンターで幅100mmのブロックを25個買ってきて並べてみる
並べてみるとそうでもないが25個って車に積むとけっこうな量に感じる
ブロックを仮置きしてバイクを並べてみる
うーん、置けて3台、頑張って4台ぐらいかなぁ
どちらかというとバイクの保管というよりはレストア用の作業場所の確保が目的だからそんなに台数置けなくてもいいんだが、バイクも中に置いてメンテナンスも中でして、となるとちょっと狭いか
部品セットの中にシーラントとかアンカーボルトなど必要なものはちゃんと入っている
親切なことに(精度は気休め程度だが)水平器まで入っている
さすがというかやっぱりイナバ、ソツがない
四隅のブロックの位置を出してコンクリートネイルを打って水糸を張る
横も奥もギリギリまで寄せているので棒を立てることもできない
寸法を測って位置が決まったら穴掘りである
ここに前側の柱が入る
説明書では350mm × 350mmの寸法で、となっているがそこまででかい穴にはしない、めんどうだから
まず、3枚1,000円のダイヤモンドカッターをグラインダーにセットしてコンクリートに溝をつける
あとはひたすらタガネとハンマーで叩く
と、書くと簡単そうだがめちゃくちゃキツイぞこれ!
多少金がかかっても、どっかから電動ハンマーを借りてきた方がいい、絶対に
小半日叩き続けてようやく穴があいた
穴を広げていってカタチにする
鉄筋は入っていなかったので助かった
これでようやく1つ目の穴掘りが終わった
右側も同様に
溝はいっぱいつけておいた方が割りやすい気がする
コンクリートを切っていたら安物グラインダーが粉塵でぶっ壊れたので急遽ホームセンターでグラインダーをレンタル。300円
あとの手順は同様なので省略
穴掘りにまるっと4日もかかってようやく基礎工程のメインのブロック積み、というかブロック並べに移る
25個のブロックを駐車場のコンクリートの上にコの字に並べるだけなのだが、奥から手前の方に向かって傾斜がついていてそのままでは水平がとれない
不恰好は承知でまず土台となるモルタルを盛って固めておいてから、その上にブロックを置くことにした
手前と奥でこれだけ勾配がついてるので、5cm以上盛らなければならない
一度にそんなに高く盛れないので何層かに分けて盛っている
ここまでするならブロックの土台部分だけでも型枠を組んでコンクリートを流し込んでおいた方が良かったかもしれない
反対側も同様
コテの使い方が少しわかってきた
先に末端に定形のブロックを据えて、残った隙間をグラインダーでカットすることにしたのだが、これは失敗だった
ようするにこういう状態なわけだが、これどうやってモルタル塗ったらええのんや
カットしたブロックの両サイドにモルタルを塗って差し込もうとすると、どうやっても片側のモルタルがはがれて隙間が開いてしまう
指でモルタルを詰め込んだりしてみたものの、ギリギリまで壁に寄せたおかげでうまくいかず
仕方がないので後で隙間塞ぎにコンクリを流し込むことにする
カットしたブロックが丁度良い具合に余ったので穴の上に突き出た部分のアゴ下を塞いだりしてみる
後ろ側の両角にアンカーボルトをコンクリで埋める
このボルトで上に乗る小屋の位置がガッチリ決まるので寸法は結構シビアに出さないといけない
コーナー部が弱い気がしたのでコンクリで埋めてみたり
前側もコンクリで固めてみたり
最初に盛ったブロックの下のモルタルの側面がガタガタなのをモルタル塗ってきれいにする
厚さ20mmのスタイロを切って
コーキング塗って
貼る
あんがいガッチリくっつくんだねコーキングって
でけた
少しでも断熱できればとスタイロ貼ってみたけど、土間コンの上に置いてるだけなので効果あるんだかないんだか
土台の水切り板を乗せてみる
水平になるように並べていったつもりが、10mmぐらいの隙間ががが
というか全体にガタガタなんだよなぁ…
やっぱり素人がなんとなくやってもプロの職人さんのようにはできないのね
舐めてたわけじゃあないけれど、ただブロックを並べるだけでも素人にはなかなか上手くできないもんだ
仕方がないのでモルタルを塗りつけてレベル調整
こっち側も
ていうかあれだな、水糸の張り方が悪かったな。反省反省
モルタルが乾いたら水切り板を乗せ、土台取り付け金具をボルトで止めたら土台枠組みを乗せる
水平は…
いちおう水平になってることにしておこう、うん
ここまでの反省とまとめ
- 基礎部分に時間がかかり過ぎた
- コンクリートのハツリは電動ハンマーを使った方がいい
- 部材の発注は基礎をある程度作ってからでも良かった
- 基礎ブロックは100mm幅でまったく問題ない
- 水糸はちゃんと張ろう
- 土間コンの上に作るときはブロックの下だけでも型枠組んでコンクリ流した方が水平が取りやすいと思う
- 一度にモルタル作りすぎると乾いちゃうゾ
→その2に続く…
0 件のコメント:
コメントを投稿