←その1 ~お金の話~
一発試験の流れをざっくり書くと
- 事前確認
- 受験申込み
- 技能試験
- 取得時講習
- 交付
ということになる
こうやって書くとひじょうに簡単である
「残り点数が少ないと合格しない」という噂を聞いたことがあるが、残り点数1点でも合格できたので嘘だったんだろうなー
見学
もし、これから「一発試験を受けたい!」と思ったならば、まずは見学をおすすめする
自分も見学だけで3~4回ぐらい試験場に通った
というのも大型二輪にするか普通二輪にするか小型二輪にするか直前まで決めあぐねていたのだ
だって大型って難しそうだし…
見学すると良いのは、試験の雰囲気がつかめるし、実際のコースや試験の内容を見て難易度を把握したり、またどういう人たちが試験を受けに来ているのか知ることができる
もし「雰囲気が合わないな」とか「自分にはちょっと難しそうだな」と思ったら、一発試験を止めて教習所に行けば良いのだ
試験の開催日ならいつでも自由に見学できるし、「見学したいのですが」と試験場に問い合わせればいつ試験が開催されているか教えてくれる
試験場の人も「お、見学に来るとは感心な奴だ」という感じでワリと親切なので臆せず聞いてみよう
自分のように大型二輪にするか普通二輪にするか、はたまた小型二輪かATか、 どれを受験しようか決めかねている場合はいろいろ見学して決めるのも良いだろう
見学だけならお金はかからない
のだから
見学に行ったら、「これから受験しようと思うんですよ~」とでも話しかければ、だいたいの受験者はあなたの質問に喜んで答えてくれるので、疑問に思うことはどんどん聞けば良い
装備・服装・持ち物について
言うまでもないと思うが一応
- 長袖・長ズボン
- ヘルメット(半ヘルは不可)
- グローブ
- ブーツ
あと
- 免許証(免許がない人は住民票)
- 受験費用
- 筆記用具(ボールペンなど)
が必要
事前確認でも上記の服装・持ち物が必要である
免許証を忘れて帰った人を見たことあるが
免許証がないと当然受験できない。家が近いなら取りにも帰れるだろうが忘れないようにしよう
免許証がない人は住民票以外に本人確認書類が必要になるので窓口で確認しておこう
受験費用は4,600円、初回(事前確認の後)のみ証明写真が必要になるので用意するか試験場で500円払って撮ろう
ヘルメットはフルフェイスじゃなくてもジェットタイプでも大丈夫。もちろん
半ヘルは不可
視線の確認がしやすいという理由でテープを貼ったりする人もいるがそこまでしなくても大丈夫そうである
ただ、雨が降ろうが風が吹こうが試験が中止になることはないので、シールドかゴーグルがないと雨のとき辛いと思う
スモークシールドは試験官のウケが悪いという話も聞くが真偽のほどは定かではない
グローブも軍手に毛が生えたようなのでも大丈夫なんじゃないかな(適当
靴もある程度しっかりしたものであれば専用品でなくても大丈夫なようである。保証はしないが
というかヘルメットも靴もグローブもこれからバイクに乗るつもりならどっちにしろ必要になるものなので、ちゃんとしたモノを揃えて損はないと思うのだよ
見学も含めて10数回通った中で派手に転倒するような人はいなかったが、過去には大きな事故も起きているという話なので心配ならプロテクターを着けていくのが良いだろう。実際そういう人も何人かはいた
事前確認(事前審査)
最初は事前確認である
なにしろこれに通らないと受験ができない
事前確認といっても上記の服装・持ち物を忘れないように
事前確認は
月、火、木曜の8:45~9:10の間に
17番窓口で申し込む
通常、技能試験(本試験)開催日は技能試験の直前に他の受験者に見守られながら事前確認が行われる
しかし心配することはない、上にも書いたが事前確認は何回受けても無料である
内容は
普通二輪を持っていない人が大型二輪を受験する場合、それに
が加わる
8の字押し歩き
バイク(大型)を押して大きく8の字を描くように歩くだけである
両手でハンドルを持ち、バイクを僅かに自分の方に傾けて押す、それだけである
事前確認が技能試験前に行われる時は、すでに停車位置にバイクが置かれているので、上手いこと元の停車位置に戻ってくるように考えて8の字を描くと良い
引き起こし
小柄な人はこれが不安に思うだろうが、教習車はガードがついていることもあって、実際それほどの力はいらない
ごく普通の体力があれば難なく起こせる
やり方は、両手でハンドルを持って右レバーのフロントブレーキを握り、シートに腰を当て、立ち上がるようにして腰で起こすか 、左手でハンドル、右手でグラブバーを掴んで胸で起こすか
センタースタンド掛け
左手でハンドル、右手でグラブバーを持ってバランスを取り、センタースタンドに足をかける
足かけるとセンタースタンドによって左右方向が安定するので体重をかけて踏み込みつつ、左手を後方向に引っ張りグラブバーを力一杯引き上げる
試走
バイクはCB400SFだった
事前確認の申込みをする時に「試走のコースを覚えておいてね」と言われるので覚える
コースは簡単なので事前に覚えておく必要はないが、試験場の壁に描いてあるので心配なら見学の時にでも見ておくと良い
試走は試験とは違うので少々のことで失格にはならないが
- 逆走(中央線より右側を走る)
- 一時停止の不停止(一ヶ所のみ)
- 走る・曲がる・止まる、ができない
と違う日にやり直しになる
これも試走の前に「ここは気を付けてね」というのを教えてくれるので頭に入れておこう
自分は恥ずかしながら一時停止を忘れて1回やり直しになった
事前確認は9:20~9:30ぐらいに始まって試走まで一気にやるので、早めに申込みをしてコースの下見などしておくのが良いと思う
普通に運転できればまず落ちることはないが、そもそもバイクの操作に自信のない人は、事前確認の前にもある程度練習しておいた方がいいだろう
受験の申請
事前確認を無事通過すると次は申込みである。お金を忘れないようにしよう
写真が必要になるので事前に用意するか試験場にある証明写真の機械で撮ろう
当然だが帽子やマフラーは外して、フードなどの背景にかかるものも極力なしで、メガネ着用の人はメガネをかけて撮影
試験場の証明写真は500円である
順番は
- 17番で運転免許試験受験票をもらう
- 証明写真を撮る
- 11番で印紙を買う
- 13番で申込み
- 2番で視力検査
- 17番で試験日を聞く
という流れ(※愛知県平針運転免許試験場の場合です)
11番の前に写真をカットする器械もあるが、切らずにそのまま13番に持って行ってもそこでカットしてもらえる
運転免許試験受験票には最初の試験の日時が記載されているはずだが、試験の日取りは後から電話で変更もできる
急な用事で予定の試験日を変更したいときも前日までに試験場に電話しよう
ちなみに試験の開催曜日は一定していない
大型二輪の試験がない週もあるし間隔もバラバラである
平日なのでなかなか都合が合わなかったり、他の受験者の予約で枠が埋まってしまって希望の日が受験できないときも結構ある
キャンセルがあれば電話で試験日を前倒ししてもらうこともできるので、コマメに電話してみよう
ただし、キャンセルで空きが出ても当日に申込みはできない。かならず前日までに電話か窓口で予約をしておこう
→その3 ~技能試験の流れ~